TPPと選挙 2012 11 25
2012年11月25日の産経ニュース電子版には、このようなニュースがあります。
アメリカ政府が「TPP争点化」に「No」 首相の衆院選戦略狂う
来る衆院選で民主党が、
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加方針を
主要な争点に据えようとしていることに対し、
アメリカ政府が日本側にクレームをつけてきたことが25日、分かった。
衆院選での民主党の惨敗が不可避と見られるなか、
「TPP参加反対」が日本の民意となり、
日本の交渉参加が、さらに暗礁に乗りかねないとアメリカ側は危惧しているようだ。
選挙戦で、野田佳彦首相はTPP問題に関してトーンダウンせざるを得なくなった。
(以上、引用)
アメリカ政府としては、苦渋の選択かもしれません。
これは、TPP参加を掲げて戦う民主党が、選挙で惨敗すれば、
結果的に、TPP参加が選挙で否定されたような形になるからです。
(もう少し引用すれば、このようなものもあります)
永田町関係者は、こう言う。
「3年前の衆院選で、民主党は、
アメリカ軍普天間飛行場の沖縄県外か国外への移設を公約し、
日米関係をズタズタにした。
アメリカ側は、自国がからむ外交課題を安易に選挙の争点に据え、
混乱させる民主党には懲り懲りだろう」
(以上、引用)
それを言うならば、日本の有権者だって、
国政を混乱させた民主党には懲り懲りだろうと思います。
有権者からしてみれば、
「マニフェスト詐欺にあってしまった」という気持ちが強いでしょう。